第1回 八田モンキー、鬼虫兵庫 大対談!

 
 
 
         ____
      /      \
     / ─    ─ \   えー皆さん長らくお待たせいたしました
   /   (●)  (●)  \ 八田モンキーさんとの対談です。
   |      (__人__)     |  
    \    ` ⌒´    ,/   
   /⌒ヽ   ー‐    ィヽ   
  /      ,⊆ニ_ヽ、  |
  /    / r─–⊃、  |
  | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |
 
 
 
 
 
 
 
   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. |     (__人__)  ほほう、楽しみだな
  |     ` ⌒´ノ   いい話が出来たのか?
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
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    |    |ヽ、二⌒)、          \
 
 
 
 
 
 
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   /   (●)  (●)  \  ええ、本当は当日、ブッシュ元大統領との
   |      (__人__)     | 対談がセッティングされていたんですが
    \    ` ⌒´    ,/  こちらを優先してキャンセルしました
   /⌒ヽ   ー‐    ィヽ   それだけに実りのある対談になったと思います
  /      ,⊆ニ_ヽ、  |
  /    / r─–⊃、  |
  | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |
 
 
 
 
 
 
 
   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \   CIAの者です
 |   ( ●)(●)    ダメでしょ嘘ついちゃ
. |     (__人__)____
  |     ` ⌒/     \
.  |       /( ○)  (○)\
.  ヽ     /  ⌒(n_人__)⌒ \  始まるよウッ!
   ヽ   |、    (  ヨ    |
   /    `ー─-  厂   /
   |   、 _   __,,/,     \ ドス
    |    /   ̄   i;;三三ラ´ |
    |    |   |    ・i;j:   |  | 
 
 
  
 
 
 
 
 
  
 第1回 八田モンキー、鬼虫兵庫 大対談!
 
 
 
 
 
八田「どうも、じゃあ始めましょうか」
 
鬼虫「どうも、丁度、ビールを空けたところです」
 
コメント投稿「ヱビスビール」
 
八田「ああ、高級ビールですね(笑)僕は相変わらず安酒ですが。それでは乾杯を」
 
鬼虫、八田「かんぱーい」
 
八田「それでは楽しくやりましょう」
 
 
 
 
 
 
八田「えーと、それでどういう風に始めるんでしたっけ(笑)」
 
鬼虫「えーと確かにこの前日に話すことを決めたんですけど、他で盛り上がっちゃって
何をするか忘れちゃった。ああ、そうだ、まずは座談会でしたね。セルフ座談会(笑)
 
八田「それでどちらの作品からでしたっけ」
 
鬼虫「ああ、確かー、僕のじゃなかったかな?」
 
八田「ああ、そういえばそうでしたね。じゃあバガラバの話から……」
 
 
 
 
 
 
 
座談会 鬼虫兵庫 バガラバⅠ-bagaraba-皆殺しの霧町
 
 
八田「先生、これどれくらいの日数で書かれたんですか?」
 
鬼虫「んーと、三、四ヶ月くらいですかねぇ……。序盤とかほんとに書き直したりしたんで」
 
八田「そうなんですか?」
 
鬼虫「初めは機械人間が人間と戦争がどうこうとかの話でした(笑)」
 
八田「ああ、それじゃほんとに別物ですね(笑)」
 
鬼虫「いや、まったくその通り」
  
 
 
 
 
 
・作品の雰囲気作りについて
 
 
八田「読んでいて思ったんですけど、作品の雰囲気作りに相当調べていらっしゃいますよね? 武器の名前とか都市の雰囲気とか……
 
鬼虫「ああ、そうですねー。僕の場合、結構資料を読み込んだりするので。今回の作品でも十冊くらい資料を読んだんじゃないかなぁ……。特に街の雰囲気を捉えるのに苦労しました。ガイドブックや資料を買っても、朝のニューヨークの匂いとか、どういう光景であるとか、どんな音がするとか書いてないわけですからね。どうしても資料が見つからなかった部分は想像して書きました」
 
八田「ああ、そういうシーンありましたね。確かに調べるのが大変そうだ」
 
 
 
 
 
 
・思い入れのあるシーン
 
 
八田「特に思い入れのあるシーンとかはありますか?」
 
鬼虫「うーん難しいなぁ……しいて上げるなら、やっぱりファーストシーンかな?
 
八田「確かにインパクトがありましたね。僕は中盤の、死体が「ようこそ」っていうシーンが好きなんですけどね
 
鬼虫「ああ、あの辺りも確かに力を入れました。結構物語の肝になるシーンでもあるんで」
 
 
 
 
 
 
・初めはギャグ小説だと思ってた?
 
 
八田「えーと、この前メールで送りましたように。僕は初め、この小説、てっきりギャグ小説だと思ってたんですよ
 
鬼虫「ありゃ、そりゃまた何故?」
 
八田「ブログのノリもギャグ満載な感じですし、笑いがすごく好きだと思いまして。その関係で……」
 
鬼虫「ああー、まあ確かにブログのノリと全然違いましたからね」
 
八田「だから初めのファーストシーンで面食らいました。ハードボイルドな感じで、しかも墓荒らしかよって(笑)」
 
鬼虫「確かに(笑)」
 
八田「それと関係して……といいますか、先生の強みの一つとして、ギャグが面白いということがありますから、そういったネタをもう少し作中に入れてもいいような気がしましたね。ああでも、それだと話の緊張感が削がれちゃうか……」
 
鬼虫「確かにそれと似たようなことを他の人にも言われました。確かに僕はどちらかというとギャグ満載で行きたい方なんですが、今回は話のノリがあれなんで多少入れただけで自重しましたかねぇ」
 
八田「でも、僕としてはギャグを入れて欲しい。強みなんですから」
 
鬼虫「考えときます(笑)。話の流れはどうでした? ああ、話の流れというか地の文の流れというか……」
 
八田「良かったと思います。でも、僕のとはまた別な感じだとは思いました。でも、まあこれはほんとに人それぞれなんで、なんとも言えないところなんですけど……」
 
鬼虫「なるほど。ああ、そういえばこの作品、もろ続き物で、完全には複線回収してないんですけどその辺とかは気になったりしましたか?」
 
八田「いや、それでも楽しく読めました。独創的でアクションに飛んだストーリー展開にワクワクさせられました。まだ未解決な部分が多いとは言え、これだけで十分に楽しめるエンターテイメント作品になっているという印象でしたね」
 
鬼虫「ありがとうございます」
 
八田「是非とも続編が読みたい(笑)
 
鬼虫「頑張ります(汗)」
 
 
 
 
 
 
座談会 八田モンキー「どらごんのーと」
 
 
鬼虫「それじゃあ次の『どらごんのーと』に移りましょうか?」
 
八田「そうですね。どうでしたか作品の方は?」
 
鬼虫「いや、地の文のクオリティはすごい。十分にプロに通用するクオリティだと思いました。まあ、偉そうなこと言える立場ではないんですが……」
 
八田「いえいえ(笑)。僕の周りだとアーティストとしてやってる人は多いんですけど本格的に小説を書いている人はいないんで。すごく参考になります」
 
鬼虫「そういって貰えると助かります。でも本当に地の文にはセンスを感じました。だから、八田さんはそのうちプロでやっていく人だなぁと……」
 
八田「恐縮です(汗)気になる部分とかは……」
 
鬼虫「そうですねぇ。強いて言うのならば……。この「どらごんのーと」は京都が舞台でしたよね?
 
八田「そうですね。京都を舞台にしてます」
 
鬼虫「序盤に鴨川のシーンで京都の情景が描かれているわけなんですけど、それ以降全然出てこない。だから初めのシーンで「ああ、すごくいい京都の雰囲気だな」と思っていた僕としては、少しがっかりしたというかなんというか……」
 
八田「ああ、そういえば出てこないですね」
 
鬼虫「中盤でお寺のシーンとかも出てくるんですけど、それも別に京都の何々、どこどこというわけでもない。ちょっとした小さいシーンでも『ここ木屋町は古くは池田屋事件の舞台となった場所だが、今はその名残はなく繁華街に……』なんて文章があるといいと思ったりしたんですよ。僕としてはですけど。やっぱり京都を舞台にしてるならその旨味をもっと出して欲しい」
 
八田「なるほど……。そういえば話はちょっと脱線しますけど。池田屋の跡地って今、居酒屋になってるんですよ」
 
鬼虫「ああ、らしいですねぇ(笑)でもその前はパチンコ屋でしたからね。それよりはマシかな。まだ興がある。そこで酒が飲んでみたい」
 
八田「まあ、そういうのじゃ無いですけど、そういった京都らしさを出して欲しいと……」
 
鬼虫「そうですね。京都を舞台にしているのならば、出来れば」
 
 
 
 
 
 
・物語のファーストシーンについて
 
 
八田「なるほど、他には何かありましたか?」
 
鬼虫「そうですね。異変の予兆がちょっとだけ遅い気もしました。ファーストシーンがそれこそ主筋とは関係なかったですから、「読もう!」って人は大丈夫だろうけど、「あー適当に立ち読みでもすっか」って人には多分読まれずスルーされちゃう。むしろ初めにその予兆を持って来てファーストシーンの場面はその次にして欲しかったかな?」
 
八田「なるほど」
 
鬼虫「まあでも、これは組み替えればいいだけだし、そんな大きな問題でもないですよ」
 
八田「話の初めの展開を変える……参考になります」
 
鬼虫「ああ、あと(笑)これは大したことじゃないんですが……。作中に二次パロが使われてますよね。ネタとしてATフィールドとか(笑)」
 
八田「まずいですか? いやこれ実は他の人にも突っ込まれてて……少し削ったんですけど……全部無くしちゃった方がいいですかね?」
 
鬼虫「う~ん、なかなか難しいところなんですが、それこそ僕なんかは、その全部のネタがわかったし、クスリときました。だけどもし、読者が四十代、五十代だったら、多分理解できないと思うんですよね。僕、個人としては古典化された人物や出来事とかは使ってもなんの問題もないんと思うんですが、時事的な物はリスクが大きいと思います。それこそ五年後……いや、下手したら一年後にはもう古くなって、死語になってるかもしれない。というかリスクに見合わないですよね。クスリとさせるだけなのにハイリスク過ぎます。読み捨てる文章とかならいいんでしょうが……」
 
八田「なるほど、確かに危険を犯すような箇所ではないですよね。リスクに見合わない」
 
鬼虫「ぶっ飛んだ感じで、開き直ってやるってのもありだとおもうんですけど、この作品とはやっぱり合わないですよね」
 
八田「いや、僕も全然こんなネタには未練も無いんで(笑)バサッと切り捨てます」
 
鬼虫「(笑)」
 
 
 
 
 
 
・説明のし過ぎ?
 
 
八田「これは僕の友達からも言われたことなんですが……八田は説明し過ぎるとよく言われるんですよね
 
鬼虫「ああ、それは僕も思った(笑)。特に独白の部分とか、映像的な視点で捉えると相当に長く感じる。僕の場合、結構作品を映像的に捉えるんですけど、そうやってみてみると、独白のシーンとかは、ずうっとカメラが独白者に向いたままになってる。それならいっそのこと視点を過去のシーンとかに飛ばしたり、他の人間が補足したりした方がいいかもしれない。いや、それでもやっぱりちょっと長いかも……」
 
八田「長いですか(苦笑)」
 
鬼虫「説明しないのも手だと思うんですよ。例えば主人公が殺人シーンを目撃した後、他の人物に説明する時『どこどこの暗がりの中、誰々がナイフを手にし心臓を……』なんて説明は必要ないわけじゃないですか、『「実は……」ジャックは重い口調で語り始めた。「なんてこと、嘘でしょ!まさかジョニーが……」』みたいな感じで。既に読者が知っていることは出来るだけ省略した方がいい。読者にしてみれば、同じ情報を繰り返されたら『もうそれさっき読んだよ!』と突っ込まれてしまいますからね。この作品だと。あのどこどこの居酒屋で事件の何々を喋ったときも……」となってますが、そこも「あの居酒屋の時もそうだったわ」で済んじゃうわけですよ。むしろ読者に『あれ、もしかしてそれはあの時の話かな?』と思わせる位の余地を残して置いて欲しい」
 
八田「いやはや、耳が痛いです(苦笑)」
 
鬼虫「いやでもこれも些細な問題ですよ。ちょっと書き直せばいいんですから」
 
八田「他にここはいらないだろ。とか、もっと書き足して欲しいといった箇所はありましたか」
 
鬼虫「最後のシーン。とてもいい。うるっとくるシーンがあるじゃないですか」
 
八田「ああ、本当に最後の辺りですね。何か問題でもありましたか?」
 
鬼虫「いや、問題と言う訳じゃないですけど、出来ればもっとその部分を長くして欲しいかなぁ……って。泣きそうになったんですけど、シーンがすぐ終わっちゃったし、その後の軽い感じの掛け合いで涙が引っ込んじゃった」
 
八田「それはもったいない(笑)。具体的にはどのくらいの長さにした方がいいんでしょうか?」
 
鬼虫「そうですね……。それこそ浅田次郎とかは、ここが泣き所だと思ったらしつこいぐらいに泣かせにかかってくる。『おい! もういい加減止めろよ!』と読者が言っても、まだ泣かせようとする。そこでついに読者は泣いちゃう。……まあ、浅田次郎みたいに何十枚も使って泣かせる必要は無いですけど、せめてこの三倍は欲しいかなぁ。物語の肝であるわけですし……ちょっとさらりとし過ぎなきも……」
 
八田「説明が必要でない箇所を説明してしまったり、重要な箇所をさらりとし過ぎているというわけですか」
 
鬼虫「あくまで、僕の主観ですけどね。僕的にはあのシーンで泣かせに入ってもらって、それ以降は、もうこれほどかってくらいにパッと終わって欲しい。余韻でジーンと感動に浸りたい
 
八田「なるほど」
 
鬼虫「でも、本当にそういった些細な点以外は、本当にセンスを感じました。だからさっきも言ったように、八田さんはすぐにプロになっちゃうんだろうな。……ああ、負けないようにしなくちゃ。先を越されちゃう」
 
八田「そこはまあ、お互いに頑張りましょう(笑)
 
鬼虫「いやいや、まったく。その通り(笑)
 
 
 
 
 
 
          ____
       /      \   おおっと、対談の途中ですが
      / ─    ─ \  一応ここで一区切り。
    /  (●)  (●)  .\  第2回へと続きます。楽しみに待っててね。
    |     (__人__)     |  ________ 
     \    ` ⌒´    ,/  ..| |          |
    ノ           \  .| |          |
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 ヽ    -一ー_~、⌒)^),-、    | |________|
  ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニ-   ̄  | |  |
 
 
 
 
 
 
 
   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \  鬼虫の野郎はどうでもいいけど
 |    ( ●)(●)  もっと八田さんの話が聞きたいだろ
. |     (__人__)  常識的に考えて……
  |     ` ⌒´ノ  
.  |         }  イライラ……
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \
 
 
 
 
 
  
  
対談者、プロフィール 
 
 
 
・八田モンキー プロフィール
 
1987年生まれ。京都府在住。2009年より大学院にて怪しい研究(文系)をしつつ、なんとなく執筆活動も始める。文章を書くのは好きだけれど、孤独は嫌い。何をするでも誰かを巻き込みたがる迷惑屋です。

いちおうの活動歴↓
2009/10 「第9回講談社Birth」一次選考通過。
2009/12 「第3回講談社BOX新人賞」"STONES" 受賞。
2010/01 アニメーション作家、カワムラ村さんの手書きアニメーション作品《雑念からの解放》にテキスト・ビジュアル資料を提供。助監督として参加。アップルストア銀座にて上映。
本業の研究のほうでは、
2008/03 学内優秀卒業論文賞 受賞(ただし、次席)。
2009/11 イタリア語文献 翻訳出版(ただし、私による翻訳はほんの一部)。

2010年1月現在、いくつかの未発表作品の制作や自身の研究に打ち込む一方で、就職活動中(泣)。新年早々、2011年をどう生きるかが悩みです。いずれにせよ、執筆活動はなんとなく続けるつもりですので、皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
 
・鬼虫兵庫 プロフィール

島根県出身のなんでも首を突っ込みたがる変わり者。趣味は写真撮影とイラストと小説書き。器用でもないのに何でもやりたがる器用貧乏ならぬ、単なる貧乏。ああそういえば、合唱の指揮者とかもやってました。(ロード自転車も好きだけど、最近乗ってない……)
 
活動歴
2009/8 「第2回講談社BOX新人賞『Stones』を受賞」
 
なんと言うことだ、八田さんに比べてなんにも書く履歴がない。オーノー。
一応、物書き目指して迷走中。
早く人間になりたーい!プスプス……。
 



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